食品へのセシウムの蓄積はカリウムの含有量ではなく酸性土壌がキーなのでは?

wikipedia:周期表で原子の族が同じなら化学的性質も似ていることからの予想のようです。

●どうして放射能が?
  ブルーベリーは酸性の土壌を好みます。栽培にはピートモスなどを土に
 入れて調整します。ピートモスはミズゴケ、アシ、スゲなどの植物が堆積
 し、長い時間のうちに泥炭化したもので、北欧、ロシア、北米、中国など 
 の寒冷な地域に分布し、園芸資材として広く使われています。主にミズゴ
 ケからなる北欧のピートモスが採れる地域は、またチェルノブイリ事故の
 際に最も深刻な汚染に見舞われた地域でもありました。
 現在ヨーロッパのブルーベリー製品から検出されるセシウムはここから
 運ばれたのかもしれません。

もちろん、土壌の影響も大きいと思われるのなら、ここで示された「ポソドル性砂質土壌」という条件がどういう意味になるのかは、理解が必要になると思われます。

このPDFではジュースの汚染も牛乳以上に伸びています。これは水なのか、果物なのか、それらの複合でこうなっているのか、意外と盲点な食品かもしれません。

水であるのならば、初期の数値が高かった時期に製造されたものを避ければ内部被曝を抑えられ、果物由来であれば地域で選ぶことになるのかもしれません。

個人的に気になっているのは、降下物の量が飛び抜けていた時期の工場内には、どの程度の影響があったのか。特に、小麦粉などの製粉作業は、表面積が増えそうで、普通に考えれば工場内は衛生的であるはずなので問題はないはずだとは思ってはいますが……。

また、家畜の飼料も、基本的にはパックされており、適切に保存されていれば安全であろうという話でしたが、実際の追調査はありません。ただ、実際においては、空気中の放射性物質を呼吸から取り込み食肉・卵・原乳が汚染されていたのだろうと考えてはいます。

木村さんはここで松の葉を採取しました。松は放射能をよく吸着するためサンプリング用の植物として使われます

松が吸着する傾向は、単に表面積の問題かと思っていましたけれど、それ以外にも酸性土壌を好む植物であることも大きく影響してはいそうです。


関係ない話なのですけれど、NHKオンデマンド|エラーが発生しましたの「文字おこし」は権利侵害だろうのでどうだろうと思いつつも……「ざまあみやがれい!」というブログ名はどうなのか。



チェルノブイリからの放射性セシウム−これまでの輸入食品の放射能検査結果|愛知県衛生研究所
これの途中の被曝量計算は、たぶん実効線量換算だと思われる。

メモ